前回の投稿からかなり時間が経ってしまいました。
もうブログを閉じても良いと思いましたが、僅かな変化があったのでまた再開しようと思います。
このブログはTwitterやInstagramのようにキャッチーなコピーを乗せてネットの注目を集めることが目的ではなく、私の退屈な日常の思考やトピックを書き記すだけの「日記」がわりのメモ帳だったけど、少しだけ高尚な目的を持たすことにしようと思います。
これは今後私の生き方の変化でもあります。当方中高年の真っ最中なので、どちらかと言えば若い優秀な人材にバトンを渡して隠居してもおかしくはない年代に突入している世代です。
今後、この基本ブログで基本的なコンセプトは「正しい科学リテラシー向上」です。おそらく多くの人類は自分を含めて家族や友人と幸せな生活を維持、或いは向上させたいはず。
それにはもう人類は自分のことだけでなく、地球環境を意識した生活を送らなければ、想像よりも早い困難な時代が訪れてしまうことに気が付かなければならない。
こんな事は40年以上前から心ある科学者が何度も何度も警告していたのにも関わらず地球環境は人類にとって都合の悪い状況が進んでしまいました。
私が、このブログでそのエビデンスを提示するまでもないでしょう。天下のGoogleさんで適当なワードで検索すれば公の信頼できる機関からの統計データが手に入ります。
さて、本題の持続可能社会(SDGsとも)ですが、あたかも人間が自然をコントロール出来る前提で話が出来上がっている気がしてメディアや有名人、国の政策等が柔軟さをなくして、極端な言動や行動を扇動しているかのように見えます。
以前の記事で取り上げたこともありますが、地球温暖化の原因でもある二酸化炭素の濃度を下げろだとか、脱炭素社会とかEV化とか、極端なワードだけ先走っている気がします。
科学的な言い方をすると地球の気候は「複雑系」で予測が困難な代物です。仮に今すぐ脱炭素社会が実現したとして本当に持続可能な社会が待っているかというと、実は誰にもわからないのです。
こう言うと脱炭素社会が間違っていると主張しているように聞こえるかも知れませんが、そうではなく脱炭素社会は急務で化石燃料や原発を主体としたエネルギー政策は早急に変える必要があります。
北極や南極で氷床から氷の地層を分析すると、19世紀以降待機中の二酸化炭素は増える一方でそのスピードも加速しています。今世界中で異常気象が増えているのは人類の営みで破壊してきた自然の正常な反応とも言えるでしょう。
ですが、気温だけで言うと人類にとっては割と都合の良い結果かも知れません。人為的な環境破壊がなければ今頃は海は氷に覆われて氷河期になっていたかも知れません。
なら、この文明のまま生活していれば良いと思うのでしょうが、それは大きな誤りです。人類が犯した環境破壊は二酸化炭素の増加だけでなく、生態系の破壊、大気中への有害物質の放出など多岐にわたります。
そのエビデンスは多くの科学論文を見なくても簡単に確かめる方法があります。それは「世界の人口」です。
私が小学校低学年の時に習った統計データでは世界の人口はおよそ「30億人」でした。2022年現在は・・・・
およそ「80億人」です。
この40年間くらいで2倍以上の人口になり、その人口の食糧を賄う農地や畜産、発電所、多くの住居やビル、橋、トンネルなどの建造物が森林や山、川、地中を破壊して造られたのです。
言い換えれば、40年間で地球の資源が50億人の人間とそれを支えるインフラに成り代わっているのです。
私も含めて、先進国と言われる国の便利な生活水準を下げろと言われてもおそらく誰もが「無理!」と答えるはず。
だったらどうしたら良いかと思いますよね?
とある科学者が教えてくれました。まだ間に合うと・・・
一般市民の私達にも出来ること・・・
それは「木」を一本植えること。
食事を「緩やかなベジタリアン」に変えること。
プチミニマリストになってみること。
CMに踊らされて散財しないこと。
他にもありますが、よくよく考えてみれば当たり前のことですよね?私たちは呼吸で二酸化炭素を排出します。食糧を生産する農業、畜産も二酸化炭素を多く排出します。全体の15%ほどです。
これらは残念ながら現在の人口を維持するだけでも生まれてしまう不都合な現実です。
そこで人口一人当たり二酸化炭素を栄養にして酸素を生み出してくれる植物「木」を増やすことで、これをカバー出来るでしょう。どこに植えるかは熟慮する必要はありますが。
食事も肉食を減らすと畜産業の方は経済的に困るかも知れませんが、これも動物や畜産で使う餌やその環境で生まれる二酸化炭素やメタンを排出を抑えることが出来ます。
彼らの職業の在り方を考えるのはそれこと政治家の腕の見せ所ではないでしょうか?
ミニマリスト・・・つまり余計な物を買わないので当然廃棄物処理の環境負担もコストも減ります。大量消費に慣れたビジネスモデルの企業は業態を変化させる必要はありますが。
しかし、産業革命以降に手に入れた文明生活を全て捨てて原始的な生活をせず少しだけ生活の在り方を変えるだけで、地球環境は大きく変わります。
すでに人類は自らの過ちを正せた成功例を持っています。フロンなどの化学物質がオゾン層を破壊してしまい、オゾンホールが出来て問題になりましたが、現在はほぼ修復されて安全なレベルになっているようです。
私も今から行動します。少しづつですけどね