論文と実証

またまた、堅苦しいネタですが・・・
でも、この言葉も科学アレルギーや興味のない方には権威に見えてしまうので、よくある健康食品のトラブルや美容品などの詐欺まがいや実際の詐欺に使われるフレーズなので、押さえておきたい言葉です。
「論文」とか「実証された」と広告や商品のパンフレットに記載があるとさも科学的に証明されたものと誤解されがちです。このような表記は誇大広告にあたならい表現を巧みに使うと法律を免れるので巷には溢れかえっています。

何度も繰り返します!科学で完全に解明された事象など全くと言っていいほどありません!

特に医学の分野では。最近は人間の遺伝子も解明が進んで来ましたが、全てのメカニズムが根本から解明された訳ではなく、ごく表面的な化学反応の連鎖が一部解明されているだけで、その証拠に新型コロナに対しても統計的な推測から、動物実験→治験(平たく言えば人体実験のようなもの)を経てようやくワクチンらしきものが世に登場してますが、まだ決定打ではなさそうです。

「論文」とはある研究者が研究成果を論拠や実験結果などをまとめて世に発表したものであり、その「論文」が正しいのかを検証するのが「実証」です。

ここで大事なのは、論文が「実証」されたからと言って必ずしも「正しい」とは限らないということです!


論文の内容を実証するのに様々な実験を行ったりしますが、ある条件では正しくその振る舞いを説明出来ても条件を外れた状況下では全く論文から導き出される予想とは大きく異なってしまうことが多々あります。

身近な例で言えばインフルエンザの特効薬と言われるタミフル。
「特効薬」と言われれば完全かと思いきや、薬が効かないばかりか副作用で最悪の場合死に至ます。病院やクリニックでちゃんと説明されていると思いますが、まれに副作用があるので、注意してくださいね・・・と説明を受けたと思います。
確率は低いけど、そのようなことが起きた場合、有識者と言われる方々が発する言葉は大体「想定外」

何故想定外が起きるのかと言うと、わかってないから・・・

当たり前ですね。皆さんも藁にもすがる思いでとある商品に飛びつくかも知れません。その時は「論文で実証された」なんて言葉にまどわされず、慎重に検討されることをお勧めします。

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