相関関係と因果関係

以前「電磁波と放射線」で解説したように、マスメディアやSNS等で騒がれる「被曝」についての正しい怖がり方と言うのを記事にしたことがありましたが、放射線被曝に限らず現在進行形の新型コロナウィルス感染に関する記事や報道で、視聴者の中には情報に敏感になり過ぎて外出もままならないと言う方も少なくないのではないでしょうか?
特に報道で「GOTOキャンペーン」と新型コロナウィルス感染者数増大には専門家のような方が「相関関係がありそうだ」とか発言すると視聴者側では即GOTOキャンペーンが原因で感染者が増加していると結論付けてしまうのではないかと思います。
言葉のあやのように聞こえますが、一般的に「相関関係」と言う言葉は科学の分野で使う用語なので、この方面に興味がない方が聞くと過科学的に証明されたと誤った思い込みをされるのではないかと思います。
専門的な解説は他のブログでもしているのでここでは割愛しますが、相関関係とは平たく言えば何かの関係があるという疑い、刑事ドラマで言えば捜査の段階で関係がありそうな人物や事象を洗い出している段階です。つまり、立証できる証拠は揃っていないが、疑いのある人物や事象が絡んでいる場面が見られると言うことです。

一方で「因果関係」が認められると言うことは、事件の証拠が揃って犯人の犯行を立件出来る状態を指すようなものです。もちろん、証拠が誤っている時もありますが、専門家がこの言葉を使ったらかなりの確率でその事象は原因と結果が解明されたと言っていいと思います。

もしニュースやネットの記事で新型コロナウィルスなどの報道を見かけたら注意深く見てください。「因果関係」と専門家がはっきり断言すれば指摘された事象が原因であることはほぼ間違いないと思います。
ただ、良識のある専門家がこの言葉を使って会見したり情報発信した事柄を新型コロナ関連では見たことがありません。
また新型コロナ以外でも世の中の事象を科学的に完全に解明されたことは意外にも少なくて、何らかの「相関関係」があるに留まっていることが多いです。「電磁波」の健康被害なんかもそうです。
蛍光灯よりもエネルギーの低い電波で健康被害が出るのならば、普段からかなり近い距離で電波より強い蛍光灯の電磁波を浴びている私達は当然不健康になる確率はもっと上がるはずです。

まあ、電磁波の健康被害等よりも、そもそも自然豊かな暮らしの方が地球にも健康にも優しいのは間違いなさそうではありますね。

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