科学者のマインド

科学者

と聞くとどのような人物像を思い浮かべますか?
堅物、理論的、ロボットのよう、etc・・・。

意外に思われがちですが、実は繊細で芸術家や音楽家のような極めて人間的な性格の持ち主が多いのです。
事実、古代の天文学者は教会の神父であったり、売れっ子の作曲家であったりします。
実名をあげると、地動説を唱えた「ヨハネス・ケプラー」や真空を発見した「トルチェリ」などは表向きの職業の肩書きは「神父」さんでした。また天王星を発見した「ウィリアム・ハーシェル」は音楽家の傍ら、自ら作った高性能の望遠鏡で夜空を観測していました。
アインシュタインは音楽家ではありませんが、ヴァイオリンを弾きますし、現代の科学者で言えばビッグバン理論の親である「ジョルジュ・ルメートル」はカトリックの司祭だし、現役の物理学者「ブライアン・コックス」は元ロックバンドのバンドマンで英国のシングルチャートを賑わす売れっ子ミュージシャンでした。

科学や物理学は必ず数学を伴うので、人間の感情や感性は伴わない気がしますが、実はそうではありません。
斬新なアイデアや発想の転換は数式からは生まれません。数式を生み出すのは人間だからです。

一方で繊細さや世の中の真理を求める情熱が悲劇を生むこともありました。熱力学を数式化(もっと深い意味があります)した「ボルツマン」はその激しすぎる情熱から度重なる「鬱」に悩まされ、斬新な論文が著名な科学者(当時では「マッハ」)から批判されたりすると深刻な鬱のため自ら命を断ちました。ボルツマンの論文は当時では確認出来なかった「原子」の存在を数式によって明かにして、「エントロピー」という現代物理学の基礎を築き上げました。皮肉なことに彼の死後、数年で理論が正しいことが立証されたようです。
ここでは紹介し切れないほど個性的な科学者は大勢おり皆それぞれとても人間的な感性を持っています。

彼らに共通している「マインド」は何か?

というと、純粋な知的好奇心だと思います。精神のバランスを崩さなければおそらく「僧侶」のマインドに近いのではないかと思っています。
私も挫折を繰り返しておりますが、その度にとある科学者の言葉に助けられました。今でもそうです。
最後にその科学者の言葉を綴ります。

「私は物理学者で少々夢想家です。身体は動かなく、会話には機械が必要です。でも私の心は自由です」
Stephen William Hawking

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です