自由意志はない?  〜「選択」は幻想?〜 Part1

今回はかなりディープな題材を考えていこうと思います。科学的論拠の話ですが、題名の通り私達は自由な意思決定をしているということが疑われているのです。
殆どの方はそんなバカな話があるかと思いますが、これから紹介する話を聞いて考え方が変わるかもしれません。

実は科学の世界でも大きく意見が分かれていてかなり深遠な命題なのです。様々な観点から実例を紹介して行こうと思います。

先ずは神経学的な話から


普段私たちは、呼吸、心臓の鼓動、免疫システムの発動などなど、これらを意識して行っていませんよね?

実はこれらの動作や生命活動の基本的機能も脳が膨大な情報を私達が意識しなくても処理していることがわかっています。実感ないかも知れませんが、ホラー映画を見て恐怖を感じるとドキドキしたり、体を動かしてもいないのに汗をかいたり・・・。

経験ありませんか?これらは生命の防護本能が機能している証拠で、心臓の鼓動が勝手に速くなったり、体温が上がるのは、危機に際して素早く動けるように準備をしているからです。
その時、私達は意識的に鼓動を速めたり体温を上昇させたりしていると思えませんよね?
そもそもその反対に心臓の鼓動を意識的に止めたり出来ませんよね?そんなことをしたら死んでしまいます(笑)
しかし、心臓の鼓動も呼吸も脳が制御しています。
「自律神経」という言葉を聞いたことがあると思います。
身体からの様々な情報を元にこれらの脳の神経系統は危機や平穏時かを自動的に判断して生命維持に最適な状態を保とうとします。
心理学コーチングの世界ではこれらの脳の働きを「潜在意識」と呼び、私達が普段意思決定していると呼ばれる意識を「顕在意識」と呼びます。そして、人間の意思決定の95%は「潜在意識」が決定しているとされ。「顕在意識」は「潜在意識」に決して逆らえない、とされています。
新しいことに挑戦しようとすると「そんなの無理」とか「出来っこない」などのマインドブロックがかかるのはこの「潜在意識」の働きで、防御本能そのものです。
そう、私達は生活習慣(潜在意識)の奴隷なのです。

それを裏付けるような研究がドイツの神経学者によって実証されました。
ジョンディラン・ヘインズ博士の行った実験を簡単に紹介します。
被験者が目の前のモニターに映し出されたランダムな文字を見て好きなタイミングでボタンを押すといった一連の脳活動をfMRIという医療機器で検査します。
被験者には脳波計も装着してもらいます。
結果、被験者がボタンを押すおよそ7秒前から「潜在意識」にあたる部位から指令が出ており、ボタンを押す直前に「運動野」という身体の筋肉等を動かす部位の方へ信号が送られていることがわかったそうです。

研究内容の詳細はわかりませんが、これが事実ならショッキングですよね?
これらの研究から言えることは、意思決定の選択は「幻想」であり、「自由意志はない」という結論に行きつきそうです。

ただ、心理学的には希望もあります。私達は生活習慣(潜在意識)の奴隷のようですが、日々わずかな変化なら受け入れてしまうそうです。
要は生活習慣を変えて潜在意識を飼い慣らすのです。
これについては長くなるので今回は深くは触れずいつか紹介したいと思います。
次回へ続く

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