仕事を早く終わらせるには・・・ 〜たった4つの習慣で劇的に変わる〜Part4(最終回)

4回に渡っての記事になりましたが、今回の話が最も根源的な話になります。前回までの話は習慣を実行する行動力あるいはやる気といったものが存在することが前提でした。
ですが、大抵の場合、仕事の遅れや何も手が付かないのは「やる気が出ない」ことが原因ではないでしょうか?そして「やる気が出ない」原因は「完全主義」にあるかも知れません。

完全主義をやめる


実を言うとこの習慣が一番の障壁だと思います。


片付けられない・・・
やる気が出ない・・・
新しいことにチャレンジできない・・・
将来が不安・・・

などなど・・・。
これらに当てはまる感情や考えがある方はもしかしたら「完全主義」からくる症状かも知れません。
臨床心理学の言葉を借りると「全か無の思考」をしているとも言えます。全てが0か100%の極端な思考なので、それ以外の結果や行動を受け入れることが出来ない状態です。
何を隠そう私もそうです。ですが、その傾向に気がついているので、不安になっても、億劫になっても現在では一歩進めることが出来るようになりました。
いつも上手くいくわけではありませんが、不完全な自分を「受け入れること」が出来るので、さほど慌てることもなく事を進めることが出来ます。
ありのままの自分を「受け入れる」ことが出来るようになると自分を「客観視」しやすくなります。そうすることで「感情」と「起きていること」を脳が区別できるようなります。
それでも、どうしてもキツイ時があります。けれど仕事も進めなければならない状況はありますよね?
そんな時、私はこのように考え行動しています。

例えば・・・
ブログを更新しなければ→ブログのタイトルだけ考えればOK
苦手なクライアントに連絡するのが億劫→電話帳を眺めるだけでOK

と言った具合にハードルを下げて結果何も達成出来なくても自分を許すのです。「〜であるべき」思考から「〜でも良い」思考に切り替えるのです。
ですが、サボって全く何もしないのとは少し違います。仕事を完遂出来ない理由を考える思考から、今できる事を探す思考に切り替えるのです。すると不思議な事に気持ちが少し楽になって僅かでも仕事に手をつけることが出来ます。
この僅かな作業がとても重要なのです!

「作業興奮」

と言って、手をつけると次第に集中力ややる気が出てくる脳の作用を利用します。「千里の道も一歩から」と言う諺通り、最初の一歩を踏み出すと次の一歩も踏み出せるのです。そして完全主義をやめると「完遂」に拘らなくなり、僅かでも歩を進めることが出来るので、仕事が滞りにくくなります。
仕事量が多くても一日に一歩でも二歩でも進めておけば、日が経つにつれてうだうだ考えて何も手をつけない状況とは雲泥の差がつきます。
私は仕事は早いのではなく「滞らない」と言うのが正確な表現かも知れません。そして、大体の仕事の期日は実際の期日の1ヶ月早めに設定しています。なので多少遅れた仕事があっても、1ヶ月のアドバンテージの中で消化出来るので、宿題を残さず、予習へとシフトチェンジしやすくなります。
学生の頃「予習」が大事と習った記憶があると思いますが、正に社会人になってからその実感をしています。
今現在「宿題」に追われている方は先ずは全力で「宿題」を完了させる事に集中して、「作業興奮」を上手く利用して「予習」状態に持ってくる事を目標にしましょう。直ぐにはそのサイクルにはならないかも知れませんが、先ずは最初の一歩を踏み出してみましょう!

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