「電磁気力」
と聞くと何か難しそうに聞こえますが、普段私達が目にしている磁石や電気の働きを一つの「力」として捉えた物です。
19世紀の天才物理学者「マクスウェル」によって、電気と磁力は同じ力で、別々の見え方をしているだけということを発見されました。さらに、マクスウェルはその電磁気力から電磁波という物を予言しました。そう、電磁波=光です。電磁波は依然解説しましたが、この電磁気力にも関係しているのです。
磁力は磁石で馴染みのある力ですよね。冷蔵庫に貼り付けてあるマグネットなどです。触れてもいないのに鉄を吸いつけたりして不思議に思ったことはあるのではないでしょうか。
電気は電化製品を動かしていると認識はあると思いますが、その正体は意外と知らないと思います。
電気の仕組みの詳細な解説は割愛しますが、電気を流すと磁力が発生し、銅線のコイルに磁石を近づけたりすると電流が流れたりします。
これらの現象から電気と磁力は深い関係があり、一つの力として説明できることがわかりました。
磁力も電気も一見金属に働く力に見えますが、私達人間や地球上の生物、物質全てこの「電磁気力」によって成り立っています。
原子や分子結合を支えている力はこの「電磁気力」で、机や道路が「硬い」と感じたり、サッカーボールを蹴ると飛んで行く時にも「電磁気力」が働いています。
普段磁石が鉄以外のものに反応しないのは平たく言えば弱いからです。
超強力な磁石があれば、私たちの細胞はバラバラになり、地球もバラバラになります。
そう言われてもピンと来ませんよね?一つ私達が電磁気力に反応する現象を紹介します。多分小学生の頃多くの方が経験したことがある遊びです。下敷きを擦って頭の上に持ってくると髪の毛が下敷きに吸い寄せられて逆立つというアレですw
静電気というやつです。静電気も電磁気力です。
実を言うと電磁気力のメカニズムを詳細に解明されたのは20世紀後半になってからです。この電磁気力に電磁波が関係していると冒頭でも解説しましたが、電磁波とは波であり、粒(粒子)でもあると言う不思議な性質を持ちます。そして、その粒子を「光子」といい、物質間の「光子」のやり取りが電磁気力の正体だと言うのです。この解説をすると本が書けるくらいのボリュームになりますが、このブログでは「そんなものか」ぐらいの理解で良いと思います。
この記事がきっかけで興味を持ってくれたら嬉しいですね。